- 何の前触れもなく、突然に息切れ、めまい、動悸などのパニック発作をが起こります。
- 「このまま死 んでしまうかもしれない」と思うほどの苦しい発作に見舞われますが、10分ほどでピークを迎え、その後は30分以内に症状が収まります。
- 動悸があるため、心電図などの検査をしても異常が発見されません。何度も繰り返すう ちに、再発することへの強い不安(予期不安)に苦しみます。
- 病気の中心は激しい不安です。体の底からわきあがる理由のない不安と種々な身体的症状からなるパニック発作が起きます。
- いろいろな体の症状が出ますから、様々な診療科を受診しますが、検査で異常が無いと言われます。
当院での治療
- パニック発作を薬物によって消失させることが先決です。第一選択としてなどのセロトニン選択性取り込み阻害薬を使用しますが、すぐには効いてこないので、抗不安薬を併用し一刻も早くパニック発作を止める事を目標とします。
- それと同時に、精神療法を行い予期不安などについて医師や心理士と対話してみましょう。
- 即効性はありませんが、副作用が心配な方は、漢方薬の使用も選択肢の一つです。
- また、栄養療法なども効果がある場合があります。特に若い女性等、炭水化物主体の食生活を送っている場合、血糖の乱高下やセロトニンなどの神経伝達物質の生成過程でのビタミン、タンパク、貯蔵鉄不足でパニックを誘発しやすい状態となっている場合があります。
- 当院では、血液検査の情報を元に適切な指導を行います。